2017年10月15日日曜日

日比谷公園の日比谷図書館にて「 松江城と江戸城」(まつえじょう、えどじょう:東京)

東京都千代田区日比谷公園1-4
日比谷図書館

現在、開催中の「松江城と江戸城-国宝になった城と天下人の城-」(9/19~11/19)に行きました。

昨年松江真田丸絵図が発見され話題になりましたが「江戸始図」も松江でみつかったのと松江城天守国宝指定された関係で共同企画展となったようです。
日比谷図書館エントランスホール

この先の会場には松江城天守雛型修復取換えた木材ナドもありますが撮影できませんでした。
松江でみつかった「江戸始図」


3連続馬出しのところ(薄緑文字で入れた所)の西側、西桔橋門背後の石垣は、
築城当初は技術が未熟で高石垣が築けないので段状石垣になったと云われているが?
西桔橋門内の段状石垣

元々 本丸の北に曲輪があり、そこに天守を移転させるなどして本丸拡張造成した結果2段になったのではないか? と、この図を見て思いはじめました。 ←どうしても高石垣にしたいなら本丸拡張時に組めるはず!
「地図と江戸始図の比較」図録から

姫路城と同じ様に、螺旋状縄張り天守曲輪! これは同じ思想で築城されたのですかね~!?
さて、江戸城天守寛永期(現在の天守台)の姿にする復元運動も動いています、ハードルも高いですが実現出来るなら見たいので今後も見守っていきたいとおもいます。
「永禄年中 武蔵国江戸絵図」図録から

この徳川家康江戸入城ころであろうか?
村名ナドから後北条氏統治時代に近いものであるらしい?
今回、企画展の図録(\400)

これによれば講座文化財ウォーク開催されます!
10/10「江戸時代初期の江戸城と大名屋敷」後藤宏樹氏 終了
10/23「江戸城本丸御殿の建築」小粥祐子氏 終了
11/5「松江城天守と雛型」山田由香里氏 終了
11/12「家康の江戸城-「江戸始図」の歴史意義-」千田嘉博氏
11/17「江戸の武家地景観-「江戸図屏風」をよむ-」波多野純氏
日比谷見附(日比谷公園内)

文化財ウォーク
11/3「江戸城登城ウォーク①」
11/4「江戸城登城ウォーク②」




過去BlogLink:2017/7/18 東京フォーラム、大田道灌像と江戸城模型

Link:千代田区立日比谷図書館H・P

日比谷図書館 地図
東京メトロ、千代田線「霞ヶ関」駅下車、
東京メトロ「日比谷」駅下車、

2017年10月9日月曜日

富岡の 七日市陣屋(なぬかいちorなのかいちじんや:群馬)

群馬県富岡市七日市1425
国道254線の学校前に陣屋看板が!

富岡製糸場
から1.2kmほど西にきた前田1万石七日市陣屋です。城下は東側に広がっていました。
学校駐車場から御殿

七日市藩加賀藩 前田家分家ではありますが、利家の5男 利孝が独自に大坂の陣の戦功をたて1万石で封じられたので加賀藩からの分与ではありません。
御殿玄関

駐車場から正面に廻りました。
流石に中へは入れません!
御殿軒

シッカリとした構えです。
光カブリで見難いですが・・・
玄関を振り返ると庭園

御殿は移築されているらしく不自然に玄関の前にがありますが、この庭園はどの程度のオリジナルなのでしょう?
御殿前から黒門

この時点では開門していました土塁の方を見て廻ります。
黒門正面

の写真を撮ろうと戻ったら閉められてしまったので、帰り掛けに外へ廻りました。
御殿山

未確認ですが櫓台らしいです。
陸軍中野学校終焉の地石碑

戦時中に中野学校はこの地に疎開していたようです。

学校駐車場も使えますから手軽に陣屋建築ナドを見学できます。 ただ高校なのでカメラを向けるところには注意しました。
すこし離れた所に幾つかの移築門ナドがあります。



過去Blog(同日まわったところ):
2017/10/1 小幡陣屋とその庭園 楽山園
2017/10/3 小幡神社から裏山の八幡山砦


七日市陣屋 MAP 陣屋看板のところ
上信鉄道上州七日市」駅下車、
駐車場:高校の駐車場を借用しました
トイレ :なし 借りられかも?

*Blog下書き!2017/10/9

2017年10月5日木曜日

小幡八幡神社の裏山 八幡山砦(はちまんやまとりで:群馬)

群馬県甘楽郡甘楽町小幡
小幡八幡神社と八幡山砦

先日静岡県藤枝市の八幡山砦を廻りましたが、今回は群馬県小幡陣屋近くの八幡山砦です。

織田家が近隣の神社小幡陣屋の守りとして遷座させたようで、大きな神社ではありませんが格式は高そうです。

下の屋根は神楽殿

さらに階段を上ると拝殿本殿あり。
ココから(頂上展望台)までハイキング道を登りました。
拝殿


写真の拝殿には三十六歌仙天井画がありますが公開は日曜のみのようなのでみられませんでした。
本殿拝殿のうしろ。
頂上直下

正面土塁aが見えます。この上は1郭です。
登ってきたハイキングコース竪堀に見えないこともなく。 やはり お城に見える病ですかね~!?


土塁aの上から1郭全体

1郭は思ったより広く40~50mx20m程の細長い平坦地になっています。
上の写真と反対側から北を見る

右遠方は高崎藤岡あたりでしょうか?
1郭の南の端から

この下の段2郭なのか? 耕作地として削られたのか?はわかりません。

頂上から西をみる(小幡陣屋、国峰城方面)

小幡陣屋と城下が眼下に見下ろせ、反対側にまわり東に目をやれば関東平野の末端が広がります。
小幡陣屋国峰城あたりのであるなら監視するには良い場所であろうとおもいます。
大手門跡から雄川堰

ココから400mで小幡八幡鳥居に着きます。
神社から裏山展望台までハイキング道がつけられています。
また駐車場はゆとりがあるので安心して利用できます。

過去Blog:2017/10/1 小幡陣屋と庭園 楽山園

八幡山砦 MAP
上信電鉄上州福島」駅下車、駅のレンタサイクルで南南西に2.7km(神社まで)
駐車場:あり
トイレ :あり

2017年10月1日日曜日

小幡陣屋 とその庭園 楽山園(おばたじんや、らくざんえん:群馬)

群馬県甘楽郡甘楽町小幡648-2
小幡陣屋 楽山園

9月に富岡製糸場に行き、甘楽町にも寄ったのでアップします。
駐車場は数か所あるので置き場に困ることはありません。
歴代藩主名入り幟

織田信雄大和宇陀上野小幡に領地を賜り、四男の信良小幡2万石分与した。
中門(楽山園入口)

左手の売り場でチケットを求めたら中門から入園!
中門の奥

ココを通過すると御殿部分へ!
楽山園模型

拾九間長屋内にもビデオ手紙ナドの展示があります。
庭園飛石

飛石発掘成果であろうか?
飛石を踏んでいくとココにでる!

庭石とかは発掘成果の結果置かれているとおもいます。

藩主目線か!?

眼下は凌雲池に繋がる流れ。
案内板の図から

他所の数万石クラス大名庭園をよく知っているわけではないですが、2万石にしては優雅な庭園ですかね~!? 
熊井戸氏館案内板

元は小幡氏の城館だったとも云われ、小幡氏の重臣である熊井戸対馬守正満ナドと書かれています。
大手門跡

かつて大手門が存在した場所で、正面の建物町営のお休み処大手門」です。
大手門信号の手前、コチラ側が町家のようです。
大手門礎石

ココに礎石が集められただけでもすごいことですね。

庭園では皆さん復元された茶屋にのんびり座って庭を眺めていました。
また、周辺の藩もそうかもしれませんが、小幡では養蚕にも力を入れたようで既にこの時代に富岡製糸場をつくっていたのかもしれませんね!


Link:
甘楽町H・P 国指定名勝 楽山園 年末年始以外は開園(要確認)

甘楽町H・P 歴史民俗資料館

小幡陣屋 MAP 中門前の駐車場のところ
上信電鉄上州福島」駅下車、駅にレンタサイクルが有るそうです3.7km。
駐車場:あり(陣屋前の他数か所あり)
トイレ :あり