2011年3月10日木曜日

新川天神山砦・島屋敷 (しんかわてんじんやまとりで・しまやしき:東京)

東京都三鷹市新川2~5
 ◆新川天神山砦 (天神山城)
中央高速道路のすぐ北側。舌状台地の先端で、そこは仙川の流れが洗っており。 現在は新川天神山青少年広場となっています。 
さしたる遺構はありませんが土塁の痕跡が見受けられます。







◆島屋敷

敷地が低湿地に浮かぶ島のようだったので島屋敷と呼ばれています。
新編武蔵風土記稿では中世に金子氏屋敷と伝え、その後 柴田勝家の孫で徳川家旗本 柴田勝重が元禄の頃まで陣屋を構えておりました。
現在の跡地は都営団地となっており遺構はありません。発掘調査で柱穴、井戸、心字池、土器片などが出土しています。 は、島屋敷通りなどに名をとどめており、地図でみるとよく判りますが周囲は堀跡を彷彿させるような円弧を描く道路が走っています。(堀と道路の場所が一致しているかはわかりません)

仙川を挟んで東は新川天神山、西側は島屋敷で、双方の距離は200m程度、 出丸のように対で機能していたようにも思えますが、まったくの別物かわかりません。 深大寺城を固守する上杉氏と攻め取ろうとする北条氏の間で どちらかの戦略に組み込まれていたら面白いのですが・・・

新川天神山 地図
京王線仙川」駅下車、 仙川駅から小田急バスで「新川天神山青少年広場」バス停すぐ
駐車場
:なし
トイレ
:あり
島屋敷 地図
駐車場:なし
トイレ
:なし


島屋敷から北西400mの勝渕神社柴田勝家の兜を埋めたといわれる兜塚があります。
西南西に2.6kmに深大寺城。北北東へ2kmで牟礼砦。 東南東へ4kmで烏山城

2011年3月2日水曜日

馬込城 (まごめじょう:東京)

東京都大田区南馬込1~5 付近
 後北条氏の家臣梶原三河守で、北は大田区立馬込図書館、西は湯殿神社、東は北野神社、南は臼田坂下までが城域といわれていて、西側の字名は根古屋でここにがあったそうです。
周囲は湿地と沼に守られていたと推察できますが、現在は残念ながら宅地化され何も残っておらずです。郷土資料館には時代は下りますが、立体模型地図が有るので地形の起伏を知るのに参考になります。
馬込図書館 地図
大田区郷土資料館 地図 (入場:無料、月曜休み)北野神社 地図
都営浅草線南馬込」駅下車 徒歩
駐車場:郷土資料館に10台。資料館正面にコインパーキングあり
トイレ :郷土資料館利用