2019年3月14日木曜日

國學院大學博物館で特別展「神に捧げた刀」(こくがくいんだいがくはくぶつかん:東京)

東京都渋谷区渋谷
國學院大學に隣接する博物館で、
特別展神に捧げた刀 神と刀の二千年」を開催中。

後北条ファンとしては、北条氏綱公が鎌倉 鶴岡八幡宮奉納した太刀 相州住綱家作・安國作を見ないわけにはいきません。
刀身の冴えも去ることながら、鞘の装飾もナカナカのものでした。
刀剣と写真を撮ろう!のコーナー

展示撮影禁止🚫でしたが、ココだけは撮影OKで、SNS向けコーナーとなっていました。

綱家の刀の他には、
・毛抜形太刀(平安時代)
・太刀 銘景安(平安末期)
・薄緑丸(鎌倉時代)
・韴霊大刀 写 (明治の写し)
・太刀 妙純傳持 ソハヤノツルキ ウツスナリ(昭和の写し)
・太刀 各銘 相州住綱家作・康國作 [戦国時代] (北条氏綱奉納) 鶴岡八幡宮蔵
・綱廣作はパネル展示
・古事記
 ナド

そう云えば、綱廣初代の綱の字は北条氏綱から拝領したんでしたっけ!? 鎌倉のお店は今でも正宗から24代 綱廣を名乗っていますよね!

PC不調で写真加工が出来ずにBlogアップが遅れてたお蔭で次の土曜日(2019/3/16)に終わってしまいます。
入館無料。この特別展の図録は¥1,800でした。

Link:国学院大学博物館H・P

国学院大学博物館 地図
JR 山手線、湘南新宿ライン東急 東横線「渋谷」駅下車、新南口からなら徒歩10分
駐車場:博物館前の交差点から見える位置にコインPあり
トイレ:あり

北西に渋谷城、博物館の北東は薩摩藩下屋敷跡

2019年3月5日火曜日

武蔵國 都筑郡衙(つづきぐんが:神奈川)

神奈川県横浜市青葉区荏田西2
都筑郡衙跡をコインパーキングから

前回Blogは、さいたま市特別展埼玉の官衙」でした、続いて神奈川県ではありますが同じ武蔵国の1郡である都築郡衙です。
長者原遺跡案内板

長者原遺跡の中に都筑郡衙跡がありますが現在は荏田猿田公園となっていて案内板のみでしか確認できません。
ここから正倉ナド建物跡が多数出土

東名高速道路を挟んで200m四方郡衙跡ですが高速建設を急ぐあまりマトモな発掘をせず破壊されてしまったようです。

ココは古来より交通の要衝のようで、北側の国道246号線の辺りに通っていた道が当時 東海道の役目をしていたようです。 下って、戦国期にその街道をおさえたであろう荏田城(北東に500mのところ)もあります。
横浜市歴史博物館の都筑郡衙の模型

Link:
横浜市歴史博物館H・P 企画展「横浜の野を駆ける  古代東国の馬と牧」開催中 20019/3/21まで

過去BlogLink
2019/2/15 寿能城と  さいたま市歴史と民族の博物館「埼玉の官衙」

横浜市歴史博物館関連の過去BlogLink
2018/ 7/6 横浜市歴史博物館で小机城発掘調査展
2014/8/23 蒔田の吉良氏、横浜市歴史博物館
2014/8/15 弥生時代の大塚・歳勝土遺跡

*蛇足で、
国衙(国府)には守、介、掾、目の四等官が居り、その下部組織である郡衙には郡司 他が居る。
武蔵国21郡(近世に葛飾郡を編入して22郡)の内、神奈川県にあった武蔵国の郡衙は都筑郡、橘木郡(郡衙比定地あり)、久良木郡(郡衙推定地のみ)がある。

都筑郡衙 地図 (荏田猿田公園)
東急電鉄 田園都市線「荏田」駅下車、南へ徒歩5分
駐車場:近くにコインPあり ¥300/60min(2019年)
トイレ:あり

近くには、北東に荏田城(私有地)、東南東に茅ヶ崎城、南に川和城、西南西に榎下城、東南に小机城、西北西に沢山城がある。