2022年12月15日木曜日

福島県庁になった 福島城 (ふくしまじょう:福島)大手門

福島県福島市杉妻町2-16
県庁舎外来駐車場(コイン式)

駐車場を入った辺りには御殿が建っていたが時代で差異があるようです。駐車場の先道路沿い警察署の堀跡発掘で三引両(杉目城時代の伊達家家紋か?)が付いた漆器が見つかっています。
駐車場脇道路に見える大手門跡碑

北側から大手門県庁、左は駐車場
大手門前案内板
 
大手門石碑道路センター分離帯に在るが、この案内板は歩道側
城址碑(県庁前)

県庁前自転車置き場の辺りに城址碑があります。
福島城址碑

別称は大仏城杉目城と云われる。
城址案内板

伊達氏→蒲生氏→上杉氏の支城→天領本多氏→堀田氏→板倉氏が明治まで統治した。
阿武隈川

としての阿武隈川に向かって流れる。南にあたる写真奥が上流,かつ 大手門も北向きでカーナビが180°回転した感覚です。
対岸は低湿地で攻め難かったかと思います。
残存土塁

良くぞ残った!
この土塁はこの奥に見える県庁西庁舎前で切れております。
写真左側(西側)の駐車場は堀であったようです。
土塁の案内板

対岸からの古写真から土塁が確認できます。
二の丸御外庭

庭の遺構ですが周囲より低くなっております。
当然、改変されていると思ってよいでしょう。
二の丸御外庭案内板

案内図築山は無いようです。
御外庭の遺構と思われる

庭園の遺構らしき灯篭庭石石橋琉路の石組みナドが見られます。
宝塔

この宝塔残存土塁の辺りからココへ移されたそうです。
大佛城出土物案内板

福島城築城以前にあった杉妻寺(宝塔が存在を裏付けている)の仏像に因んで大佛城と云われたようです。

丈六仏(一丈六尺=4.85m)であれば一般に大仏と呼ばれる。
板倉神社

御外庭に隣接する板倉神社は 板倉重昌重矩 父子を祀っている。
島原の乱で、父子共に参陣重昌は鎮圧軍の総大将を勤めたが原城総攻撃で闘死した。
この板倉神社板倉さんの奉納銘を幾つか見かけたので、今でも子孫の方がいらっしゃるようです。
板倉神社案内板の板倉氏時代の図

神社の図を基にして写真に文字を入れましたが,地図が大雑把なのと 時代毎に縄張りが変化していそうなので実施とけっこう違っている可能性あり。

※帰ってから調べたら福島警察署の辺りにもう少しリアルな案内図がるようです。

一ヵ月ほど前の福島行きでした!
できれば周辺を歩いておおよその規模を掴みたいところですが次の予定があるのでこれまで、良い早朝散歩でした!

福島城 MAP(城址碑のところ)
JR東北新幹線東北本線奥羽線、阿武隈急行福島交通飯坂線福島」駅下車、
 南東へ徒歩11分
駐車場:県庁外来駐車場(コイン式)。(板倉神社参拝者用もとめられそうな感じです)
トイレ:あり

2022年12月4日日曜日

2022 秋季皇居乾通り一般公開(いぬいどおりいっぱんこうかい:東京)

東京都千代田区1
大手町から皇居へ

秋季皇居乾通り一般公開は11/26から公開されており本日12/4最終日でした!

二重橋前の広場から検査を経て坂下門な向かいます。
坂下門

坂下門をくぐると皇居、宮内省。
坂下門乾門まで一方通行で、
3年振りの公開とのことです。
富士見櫓

このポジションから久しぶりに見る富士見櫓
乾門から退場

この乾門で750m程の通り抜けは終了。
紅葉🍁が綺麗でした!!
乾門外で配布していた!

赤矢印は一般公開順路





2022年11月1日火曜日

増上寺 三解脱門 特別公開 (ぞうじょうじ:東京)

東京都港区芝公園4-7-35
大門から三解脱門へ!

芝 増上寺で「建立400年記念 ~三解脱門特別公開」が行われているので行ってきました。
三解脱門特別公開入口

この奥で受付→荷物が有ればコインロッカーへ→門の階段下で拝観料を払う→十六羅漢カードを引く→三解脱門に上がる。

コインロッカーはあとでコインが戻るらしい。
三門脇階段から登る

11年前公開の時は朱塗の急階段を上ったが、今回は金属製の補助階段が付いており緩やかになっています。

さらに耐震補強もされているようです。
階段途中から大門方面

この階段から上り反対側階段から降りる一方通行となっています。
釈迦三尊像と十六羅漢像

三門2階中央には釈迦三尊像。
十六羅漢像は左右に8躰づつおわします。
釈迦三尊像

左から普賢菩薩菩薩座像・釈迦如来座像・文殊菩薩座像、これらはは天正末~慶長初期作られた像です。


十六羅漢像 第9戍博迦

上目遣いが何ともイイ感じです。
羅漢さんはどの像もユーモラス!
十六羅漢像 第12那伽犀那

増上寺徳川将軍家の菩提寺であり、三解脱門の建設は慶長16年(1611)に江戸城、駿府城、東照宮ナドで活躍した大工 中井正清により建てられた。

カード

拝観料を払うと十六羅漢カードを箱の中から1枚引けます。
自分が引いたのは上の写真の像と同じ第12那伽犀那

三解脱門の階上にお参りしたので煩悩の三毒から少しは開放された良いなぁ~

三解脱門展

三門公開と併せて、本堂脇地下の宝物展示室企画展三解脱門展」大人¥700(三解脱門を拝観すると¥200引になる)も開催されています。

*三門公開は、2022/11/23迄です。

都営地下鉄
浅草線・大江戸線「大門」駅下車、東へ徒歩6分
三田線「御成門」駅下車、南へ徒歩5分
三田線「芝公園」駅下車、北へ5分
駐車場:東京プリンスホテルP(コイン式)
トイレ:あり

2022年10月25日火曜日

横須賀市の 観音崎砲台(かんのんざきだいば:神奈川)

神奈川県横須賀市鴨井 周辺
横須賀美術館

先月の9月になりますが横須賀美術館に「運慶~鎌倉幕府と三浦一族」展を見に行ったので観音崎砲台跡にも寄ってみました。
(同展覧会は現在 神奈川県立金沢文庫で移動開催中 2022/11/27迄)
公園案内図

美術館屋上から公園に出て東京湾、とりわけ横須賀軍港の守りの要である観音崎砲台を廻ります。

画像を回転し北を上にしました。






■ 三軒家砲台跡
砲台下の倉庫

地下倉庫弾薬庫か?
三軒家砲台跡

いい感じで残っていますね。
碑を拡大

3軒家砲台昭和9年に廃止されました。
本文は27㎝加砲となっているが、見取り図には24加砲と書かれているがどちら??
通路?倉庫?

横穴にを付けたもののようだ。
はじめ倉庫とみたが、碑の図を見ると通り抜け可能なようです。
三軒家園地

階段を上り中に進むと見張り台があったようです。





■ 北門第一砲台
北門第一砲台跡

昔来た時はもっと廃墟感がありましたが煉瓦ナド部分補修を施されていました。
北門第一砲台案内碑

第一砲台大正初期に廃止されたようです。
図を拡大

24㎝砲2門が海を睨んでいました。
砲台の石積

周囲より綺麗な石積は後補のようにも見えるが当時物であろうか?
大砲基台は撤去?地中かな?
第一砲台通路

ココには付いていたのだろうか?2門の大砲間を行き来できる。
地下兵員室弾薬庫





■ 北門第二砲台
第二砲台全景

コチラはあまり整備されていません。奥には煉瓦トンネル
砲台跡

1
北門第二砲台碑

どの砲台案内もかすれて読みずらい!
図を拡大

6門設置されていました。
6門中のうち4門の砲座が残されています。
第二砲台弾薬庫

倉庫には鉄扉が残っています。






■ 大浦堡塁
戦没船員の碑

場所が分かり難い場合は戦没船員の碑練習船進徳丸の錨を目指しトイレの辺りが砲台跡です。
大浦堡塁跡

石敷きモザイク模様砲台中心と思うが如何でしょうか??
大浦堡塁塁壁

トイレにちょっと寄っただけなら砲台跡と気づかないでしょう!








■ 南門砲台
南門砲台

左ギリギリのところが砲台跡!
観音崎自然博物館駐車場

観音崎自然博物館前の駐車場からすぐ”!




他の砲台は廻りきれなかったのでまたの機会に!


京浜急行馬堀海岸」駅下車、バス利用
京浜急行「浦賀」駅下車、「浦賀駅」~「観音崎」バスで13分
或いは、浦賀駅前からレンタサイクル(*スマホ登録必要)  利用で観音崎レストハウスまで15分


近くには、南西に浦賀城和田城新井城。南南西に三崎城。西南西に怒田城佐原城。西に衣笠城芦名城