2016年10月29日土曜日

堀越御所 或は 堀越公方館(ほりごえごしょ:静岡)

静岡県伊豆の国市四日町字御所ノ内932
堀越御所案内板前から

堀越御所北条氏邸の目と鼻の先 とゆうより、北条氏邸お寺接収して造られたそうで、
案内板

ココから振り返ると、北条政子産湯の井戸が見えるとゆう位置関係。 なので、北条邸(時政邸)の一部を取り込んだとゆうのも納得です。
案内板の図から

発掘成果跡やが発見されています!
の土地買上も進み史跡公園化が進んでいます。

伊勢宗瑞(北条早雲)の伊豆討入りで灰燼に帰したと思われます。背後の守山詰の城 守山城で茶々丸が籠り自刃したとも云われてます。
亀石

この辺りも部分的にになっていたようです。
テニスプレイヤーの腰掛石のように置かれているのでこの石が 遺構かどうか?一瞬 悩みました。
この石も遺構!?

雅な庭園があったのでしょうか??



*将軍 足利義政と対立した鎌倉公方 足利成氏に代わり足利政知鎌倉公方に送り込んだが、鎌倉入りを阻止され伊豆堀越に留まり堀越御所を営んだ(成氏は鎌倉から下総に逃れ古河公方となる)。 手をこまねいているうちに世情が混乱してきたので幕府からの援軍も望めず伊豆から関東へ進出できませんでした。

そして、堀越公方初代 足利政知長子 茶々丸は素行が悪く、清晃(後の将軍義澄)は都で出家の身、そのため清晃の実弟潤童子が跡目となります。
政知が亡くなると茶々丸は異母弟の潤童子とその生母 円満院を生害し堀越公方2代目の座は茶々丸が奪い取ります。
しかし伊勢宗瑞(早雲)により堀越御所急襲さ茶々丸は抵抗敵わず自刃します。(異説あり:1、伊豆国内に落ちていった。2、甲斐の武田を頼った! ナド)。

伊豆討入り伊勢宗瑞(早雲)による いわゆる下剋上なんですが、 
将軍足利義澄清晃の生母円満院と兄弟の潤童子を殺されたので将軍義澄の意向であったとも、扇ガ谷上杉定正の後押しがあったとも云われています。

*このとき茶々丸は成人で元服名は不明。

堀越御所 地図
伊豆箱根鉄道 駿豆線「韮山」駅下車。南東へ1.5kmほど
駐車場:あり(少し歩く)
トイレ :なし

2016年10月13日木曜日

乃木神社 管絃祭(かんげんさい:東京)

東京都港区赤坂8-11-27
本日10/13は、乃木神社管絃祭(管弦)に参りました!

取り敢えず写真でも・・・

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この社殿(拝殿?)の中に床几席が設けられています。

残念ながら、演奏はもちろん支度中でも撮影禁止なので外観の雰囲気しか伝えられません! あしからず!!
プログラム片手に!

管絃
 催馬楽 美濃山
 雙調 陵王
舞楽
 春庭花(左方の舞):4名が近づいたり離れたりして舞っていく様は、花の開いたり閉じたりで「華」を表している明るい曲です。
 狛桙 (右方の舞):船で渡来した高麗人が到着した港で竿を持って舞う とゆう内容。
第42回 管絃祭ポスター

乃木雅楽会雅楽同会による演奏です。
(入場無料)

*来年第43回は、2017/10/23(火)の予定
乃木神社 地図(鳥居のところ)
駐車場:なし
トイレ :あり

2016年10月11日火曜日

頼朝配流の地 蛭ヶ小島と守山八幡宮 (ひるがこじま、もりやまはちまんぐう:静岡)


-蛭ヶ島公園-

願成就から源頼朝流刑地 蛭ヶ小島にやって参りました。



周囲との高低差もさほどないですが、微高地であるとゆうことです。



駐車場:あり
トイレ :あり





云われ、伊豆の目代山木の館を襲い平家討滅鎌倉時代へと繋がる歴史的にも重要なところです。




社殿

舞殿うしろの石段上に拝殿本殿があり、そこは守山の中腹にあたります。




守山八幡宮 地図 鳥居のところ
駐車場:なし
トイレ :なし

2016年10月1日土曜日

第33回 増上寺薪能(ぞうじょうじたきぎのう:東京)

東京都港区芝公園4-7-35
会場席からお堂と東京タワー

伊豆の国市編の写真編集が終わって無いのですが、本日 芝の増上寺薪能が行われたのでやって来ました。

徳川所縁塔頭芝丸山古墳(都内最大級の前方後円墳)があるので、早めに出掛け写真を撮るつもりでしたが、あいにくの空模様 ↓
増上寺H・Pでは本日開催と出ていたので入場券が無駄にならなくて取敢えずヨカッタ~!!
きょうは黒門から入る

山門(三解脱門or三門)は能興行のため閉鎖なので、コチラの黒門から入ると正面にチケットもぎりがあります。

かつての増上寺は広大で、現在の辺りに能楽堂があり、徳川家庇護された歴史を感じます。
休憩の合間に舞台と山門 (三解脱門)

今回 初めてですが、お堂の前に舞台かと思いきや、
閉じられた山門をバックに設えてあります。
きっと、お堂の仏様奉納するのでしょう⁉︎
ライティング篝火が目立たなくなるようなコトもなく 良い雰囲気でした。
これから演目開始

さすがに演技中は撮れません!

本日のプログラム:2016(平成28)年10月1日
 16:30 入場開始
 17:30 法要
 18:00 演目開始

【演 目】
○ 能 「鶴亀」 シテ 梅若万三郎
中国の皇帝が月宮殿に渡りになられ、家臣、万民が祝賀の声をあげ、鶴と亀が舞を捧げるて皇帝の長寿を祝うと、皇帝も喜び 自ら舞を始める。 とゆう新春の寿ぎや祝賀に捧げる演目

 全般に舞を舞う部分が多くお祝い用の優雅な演目でした!


○ 狂言「萩大名」 シテ 山本則俊
 京へ上った田舎大名が萩が盛りの庭へ遊山に行くが、その庭の亭主が客に和歌を所望するとゆうので、太郎冠者が萩をもじった歌「七重八重九重とこそ思ひしに十重咲き出ずる萩の花かな」を七重八重、九重に  萩の花」を教えるが、大名は覚えられず、、
「七重八重、九重」は扇子の骨七、八、九本目を見せ、「萩」は自分のふくらはぎを見せるナドを決め現地でジェスチャーで教えるが・・・  結局うまくゆかず
 さて、

 チョット小雨だが久しぶりに笑わせていただきました~!!
 周り皆さんの反応も良かったですよ。


○ 能 「紅葉狩―鬼揃」 シテ 梅若万佐晴
 信濃戸隠の山中で、上臈、侍女達が紅葉狩りをしているところに平惟茂が鹿狩りで通りかかり、少し言葉を交わし通り過ぎようとするが、宴会に誘われシタタカに酔って寝入ってしまいます。
惟茂の夢に神が現れその上臈達は鬼であると告げられ目をさますと、美女達は鬼となり襲ってきますが・・・ 

 前の「萩大名」中盤から雨が強くなりそうな気配・・・
 そして、半能にしますと放送・・
 えっ 半能って、最初の予定が半能なのでは!?  もしかしてその半分??
 始まってみると雨は止んだのに、演目は全体の1/4以下、おもいっきり物足り無いですが天気相手では仕方ないので、来年リベンジ また来ます。


オマケ
増上寺前番所跡(カギの手)

日比谷通り(都道409号線)沿い、江戸時代に植林され松林があり、番所があったところです。
左方奥は増上寺、正面から右方は東京プリンスホテルのあたりです。

*2018年の第34回増上寺薪能は9/30(土)。 能「雲林院」、狂言「文蔵」、能「安達原―白頭」

増上寺 地図 (山門のところ)
都営地下鉄三田線「御成門」駅下車
都営地下鉄大江戸線「芝公園」駅下車
都営地下鉄大江戸線「大門」駅下車
JR山手線、京浜東北線「浜松町」駅下車