2016年10月1日土曜日

第33回 増上寺薪能(ぞうじょうじたきぎのう:東京)

東京都港区芝公園4-7-35
会場席からお堂と東京タワー

伊豆の国市編の写真編集が終わって無いのですが、本日 芝の増上寺薪能が行われたのでやって来ました。

徳川所縁塔頭芝丸山古墳(都内最大級の前方後円墳)があるので、早めに出掛け写真を撮るつもりでしたが、あいにくの空模様 ↓
増上寺H・Pでは本日開催と出ていたので入場券が無駄にならなくて取敢えずヨカッタ~!!
きょうは黒門から入る

山門(三解脱門or三門)は能興行のため閉鎖なので、コチラの黒門から入ると正面にチケットもぎりがあります。

かつての増上寺は広大で、現在の辺りに能楽堂があり、徳川家庇護された歴史を感じます。
休憩の合間に舞台と山門 (三解脱門)

今回 初めてですが、お堂の前に舞台かと思いきや、
閉じられた山門をバックに設えてあります。
きっと、お堂の仏様奉納するのでしょう⁉︎
ライティング篝火が目立たなくなるようなコトもなく 良い雰囲気でした。
これから演目開始

さすがに演技中は撮れません!

本日のプログラム:2016(平成28)年10月1日
 16:30 入場開始
 17:30 法要
 18:00 演目開始

【演 目】
○ 能 「鶴亀」 シテ 梅若万三郎
中国の皇帝が月宮殿に渡りになられ、家臣、万民が祝賀の声をあげ、鶴と亀が舞を捧げるて皇帝の長寿を祝うと、皇帝も喜び 自ら舞を始める。 とゆう新春の寿ぎや祝賀に捧げる演目

 全般に舞を舞う部分が多くお祝い用の優雅な演目でした!


○ 狂言「萩大名」 シテ 山本則俊
 京へ上った田舎大名が萩が盛りの庭へ遊山に行くが、その庭の亭主が客に和歌を所望するとゆうので、太郎冠者が萩をもじった歌「七重八重九重とこそ思ひしに十重咲き出ずる萩の花かな」を七重八重、九重に  萩の花」を教えるが、大名は覚えられず、、
「七重八重、九重」は扇子の骨七、八、九本目を見せ、「萩」は自分のふくらはぎを見せるナドを決め現地でジェスチャーで教えるが・・・  結局うまくゆかず
 さて、

 チョット小雨だが久しぶりに笑わせていただきました~!!
 周り皆さんの反応も良かったですよ。


○ 能 「紅葉狩―鬼揃」 シテ 梅若万佐晴
 信濃戸隠の山中で、上臈、侍女達が紅葉狩りをしているところに平惟茂が鹿狩りで通りかかり、少し言葉を交わし通り過ぎようとするが、宴会に誘われシタタカに酔って寝入ってしまいます。
惟茂の夢に神が現れその上臈達は鬼であると告げられ目をさますと、美女達は鬼となり襲ってきますが・・・ 

 前の「萩大名」中盤から雨が強くなりそうな気配・・・
 そして、半能にしますと放送・・
 えっ 半能って、最初の予定が半能なのでは!?  もしかしてその半分??
 始まってみると雨は止んだのに、演目は全体の1/4以下、おもいっきり物足り無いですが天気相手では仕方ないので、来年リベンジ また来ます。


オマケ
増上寺前番所跡(カギの手)

日比谷通り(都道409号線)沿い、江戸時代に植林され松林があり、番所があったところです。
左方奥は増上寺、正面から右方は東京プリンスホテルのあたりです。

*2018年の第34回増上寺薪能は9/30(土)。 能「雲林院」、狂言「文蔵」、能「安達原―白頭」

増上寺 地図 (山門のところ)
都営地下鉄三田線「御成門」駅下車
都営地下鉄大江戸線「芝公園」駅下車
都営地下鉄大江戸線「大門」駅下車
JR山手線、京浜東北線「浜松町」駅下車

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