2010年7月28日水曜日

黒田館 (くろだやかた:島根)

島根県松江市大庭町(本来の発掘場所)

 山代郷正倉跡の道一本分南側になりますが、現地は発掘後に集合住宅になってしまい、自分が見た限りでは標柱遺構も無いです。
遺構が残せず苦肉の策なのか? 八雲立つ風土記の丘の中に同規模で推定復元され、室町時代の豪族の館の雰囲気が伺い知ることができます。
公園内には復元竪穴式住居や小ぶりな前方後方墳等があり、当日は古代人の生活体験をやっておりました。 画像左側で煙が立ち上っているのは土器の焼成か古代式食事の支度らしいです。

黒田館 MAP
復元 黒田館 MAP (八雲立つ風土記の丘に復元 。館の見学は無料)
JR山陰本線松江」駅下車 バス利用。 南東
駐車場:無料
トイレ:あり
八雲立つ風土記の丘展示学習館:(大人¥200)、見返り鹿の埴輪が珍しい、この一帯の復元模型もあり。 レンタサイクルもあります。

近くには、北に山代郷正倉跡(駐車場あり)。山代二子塚古墳ガイダンス山代の郷。 東へ出雲国府跡、出雲国分寺跡。北東に茶臼山城 。北西に八重垣神社。 西500mに神魂神社(かもすじじゃ)

注* 島根から米子辺りを廻りましたが資料館・博物館は火曜休みが多いようなので気をつけてください。

2010年7月27日火曜日

山代二子塚古墳 (やましろふたごつかこふん:島根)

島根県松江市山代町
 構築は6世紀、全長94m(外堤を含めると150m)の前方後方墳で、島根県最大 とゆうことで見学にいってみました。
まずはガイダンス山代の郷で事前調査! 

 と思ったところ、


職員の方が
 「コッチです!」 と建物を出てイロイロと解説をしながらズンズンと歩いて行くではありませんか~も頷きながら付いて行き、
後方部まで来ると、
 「ここは軍隊がこの辺りまで削りこの周囲で演習をやってしまったのです!」
えっ! 墳丘を削ってしまったのですか~?
更に入口へ歩み、
 「この中で断面を見られます。 元の形に修復したときに土層展示室を造り公開していて、他では掘る許可が出ないから断面が見られるのはココだけ
ですよ!」 と教えてくれました。
更に断面展示の中で解説を聞き、最後には内部で写真まで撮っていただきました 
いろいろ勉強になりました、感謝です!

山代二子塚古墳 MAP
JR山陰本線松江」駅下車 バス15分、山代町下車徒歩2分。南東方向
駐車場:ガイダンス山代の郷(18台) 時間外は閉鎖。休館日あり
トイレ: 同上
ガイダンス山代:周辺史跡を模型・映像などで展示
この周囲に、大庭鶏塚、山代方墳があり、最高首長一族の墳墓であると考えられる。

2010年7月26日月曜日

茶臼山城 (ちゃうすやまじょう:島根)

島根県松江市山代町
わたしは周囲をまわっただけなので軽く紹介しときます。
標高171m、空堀や主郭付近には石垣が残存してるようです(未確認)
ガイダンス山代の郷(古墳関連の資料館)の方はかんなび山と呼んでいました、築城される前は神聖な山であったようです。 山頂に登れば宍道湖が見えるそうです、ここからの夕陽も良さげですね

茶臼山城 MAP
JR山陰本線「松江」駅下車 南東へ 路線バスあり 直線距離4km
駐車場:なし
トイレ:なし

近くには、茶臼山麓に山代二子塚古墳ガイダンス山代の郷山代郷正倉跡黒田館(開発で消滅)八雲立つ風土記の丘内に同規模にて復元
東南に出雲国府跡、東に出雲国分寺跡
小ぶりながら現存最古といわれる大社造り神魂神社(かもすじんじゃ)も一見の価値あり

2010年7月22日木曜日

弥生時代の城? 田和山史跡公園 (たわやましせきこうえん:島根)

島根県松江市乃白町 国指定史跡
松江市民病院の建替えと同時に標高48mの丘を発掘し、その後は造成開発されるところを 紆余曲折を経て国指定史跡となりました。
弥生時代祭祀場ともとも云われ、3重の堀を廻ぐらせた かなり厳重な構えで、そのからは3000個もの礫石が発見されてます。
以前の自分なら弥生遺跡の上に中世の人間がを築いた複合遺跡だろうと勝ってに判断してしまったかもしれません、
ですが、 今では吉野ヶ里遺跡など大規模な土木工事をしたものも出てきているので素直に信用できるようになりました。 いずれにしても人の力は偉大です!
見学コース案内図


*追記2020/2/3 田和山遺跡で紀元前後の墨書と思われる硯片が出土していたそうです。発掘当初は砥石と見られていたが墨をすったような窪みがある。まだ墨書か模様か賛否の分かれるところですが文字であれば国内最古の文字となります。今後の研究に期待!!

入園料・休園日: 無料・なし
田和山史跡公園 MAP
JR山陰本線「乃木」駅下車 南へ1.1km 17分 (松江市立病院隣)
駐車場:あり(国道側、無料)

近くには、北へ5kmで松江城。 西南に玉造要害山城。 東南東に4~5kmで茶臼山城風土記の丘に復元された黒田館出雲国府跡、出雲国分寺跡 や山代二子山古墳(前方後方墳) など遺跡多数。

2010年7月19日月曜日

玉造要害山城 (たまつくりようがいさんじょう:島根) 

島根県松江市玉湯町玉造


玉造では古来 勾玉が造られていました、そこには出雲国風土枕草紙にも出てくる名泉 玉造温泉があります。
城主は氏といい、尼子氏の忠臣山中鹿之助と親戚関係にある亀井是矩氏の出身。
城址は温泉街の奥、縁結びの玉作神社の裏山(標高108m)にあたり、毛利元就による尼子義久月山富田城攻めでは最終的に毛利方の拠点の一つとなりました。

まずは城址入口となる玉作神社にお参り。
いざ出陣! 勢いよく歩きだしてみると湿った土と雑草でヒジョーに歩きにくい 
ガッ!すぐ先にが見えてきたので俄然 調子が戻ってきました~
これが四の平だろうか?
さらに進むと二の平土塁があり、その上の一の平にも、
その一段下には井戸跡もあり、石垣こそありませんが そこそこ楽しめる城です。
戦国時代以降は放置されていたと思われるので状態はかなり良好と評すべきでしょう。 草木が少なければもっと各との位置関係が掴めると思えるのが残念。
の規模は大きくないですが、前日の雨のおかげでスニーカーでは役に立たず 登るならトレッキングシューズがベストです。

玉造要害山城 MAP
JR山陰本線玉造温泉」駅下車 2.1km 32分(玉作神社まで)
駐車場:玉造神社下 (周辺の高速は無料試験区間2010年7月現在)
トイレ:なし

近くには、出雲玉作資料館。 東北東7kmに 田和山史跡公園(3重環濠)。 東に八雲立つ風土記の丘に復元黒田館、 茶臼山城。 国道を使わずショートカットすれば15kmで月山富田城まで行けます。

2010年7月7日水曜日

念願叶い現存天守がある松江城 へ! (まつえじょう:島根)

島根県松江市殿町
 

出張続きの慌ただしい日々も落ち着き、自分の時間ができたので念願の城めぐりの旅にでました。
ここ松江宍道湖に沈む夕陽の名所で、 堀尾氏月山富田城から松江城居城を移し 来年(2011年)で開府400年とゆう節目の年を迎えます。 (来年はイベントもあるようです)
城址は、再建の3つのもさることながら、
現存の優雅な天守は、4本の材木をまとめ1本にした柱、材の階段、破風内にあるトイレ、 など独特で大変興味深いところばかり 
そういえば、出雲大社出土のも3本を鉄輪で締めたものであったな~
これが国宝指定されてないのは合点がいかないぞ~ ↓

はじめに自転車を借り、大手から搦手までくま無くまわり松平不昧公にあやかって抹茶などいただきながら歴史のある街並みを堪能してまいりました。 
どこにいっても地元の子供たちが明るく挨拶してきて心豊かになった松江でした♪

これで、現存12天守の内、いってないのは弘前丸岡高知宇和島の4城となりました。

松江城 MAP 徒歩:JR山陰本線松江」駅下車 北西へ1.8km 徒歩28分
      (島根県庁(松江城)方面へバスが何系統か出ているので便利)
    一畑電車松江しんじこ温泉」駅下車 1.1km 17分
駐車場大手前駐車場(堀川めぐり遊覧船乗り場のところ)

近くには、 城内に松江郷土館。 塩見縄手周辺には武家屋敷小泉八雲旧宅、茶室の明々庵。 北には白鹿城新山城。 東は荒隈城満願寺城。 南東方向へ少し離れて茶臼山城、推定復元された中世武士の館 黒田館があり

2010年7月5日月曜日

吉良上野介邸 (きらこうづけのすけてい:東京)

東京都墨田区両国3-13
吉良邸は元々呉服橋の内側にありましたが、松の廊下での刃傷事件いらい吉良上野介は幕府から疎まれ、この本所の地に屋敷替えを命じられました。
現在は本所松坂町公園となっていて、屋敷のほんの一部ですが、屋敷風の塀があり首洗い井戸再現されています。
あと、
パンフレットも置いてありますよ!


吉良邸 地図(本所松阪町公園)
JR両国」駅下車 南南東へ0.4km 6分地下鉄大江戸線両国」駅下車 A6出口より南西へ0.5km 7分
駐車場:なし
トイレ:なし
近くには、東へ勝海舟生誕の地(両国公園内)。西には鼠小僧と歌舞伎の2代目中村勘三郎の墳墓がある回向院。北へ行くと本庄氏)の下屋敷であった旧安田庭園
その他、両国国技館江戸東京博物館など

2010年7月1日木曜日

七州城 (しちしゅうじょう:愛知)

愛知県豊田市小坂本町8-5
発掘らしい?愛知環状鉄道すぐ東側

こちらは3代目挙城(七州城)です!
櫓台隅櫓が復興され一番の見所になってます。
この櫓台石垣隅櫓を復興する際に積み直されたようで凄く綺麗すぎます。城址には豊田市美術館がドカン!と建っていて原型を想像することも難しくなっています。 ただ、美術館駐車場の場所と道路を隔てた駐車場反対側が窪地になっているのでか沼池の痕跡かもしれません?



豊田市美術館 (七州城内)
七州城 地図
名鉄三河線
豊田市」駅下車 南西へ1.3km 17分
愛知環状鉄道新豊田」駅下車 南南西へ1.2km 16分

近くには、桜城(2代目、挙城)、あやしい天守の、南へいくと金田城(初代、挙城)がある。