東京都三鷹市新川2~5
◆新川天神山砦 (天神山城)
中央高速道路のすぐ北側。
舌状台地の先端で、そこは
仙川の流れが洗っており。 現在は
新川天神山青少年広場となっています。
さしたる遺構はありませんが
堀と
土塁の痕跡が見受けられます。

◆島屋敷
敷地が低湿地に浮かぶ島のようだったので
島屋敷と呼ばれています。
新編武蔵風土記稿では中世に
金子氏の
屋敷と伝え、その後
柴田勝家の孫で
徳川家旗本 柴田勝重が元禄の頃まで陣屋を構えておりました。
現在の跡地は
都営団地となっており遺構はありません。発掘調査で柱穴、井戸、心字池、土器片などが出土しています。
は、
島屋敷通りなどに名をとどめており、地図でみるとよく判りますが周囲は
堀跡を彷彿させるような円弧を描く道路が走っています。(堀と道路の場所が一致しているかはわかりません)
●
仙川を挟んで東は
新川天神山、西側は
島屋敷で、双方の距離は200m程度、
出丸のように対で機能していたようにも思えますが、まったくの別物かわかりません。
深大寺城を固守する
上杉氏と攻め取ろうとする
北条氏の間で どちらかの戦略に組み込まれていたら面白いのですが・・・
新川天神山 地図
京王線「仙川」駅下車、 仙川駅から小田急バスで「新川天神山青少年広場」バス停すぐ
駐車場:なし
トイレ :あり
島屋敷 地図駐車場:なし
トイレ :なし
島屋敷から北西400mの勝渕神社に柴田勝家の兜を埋めたといわれる兜塚があります。 西南西に2.6kmに
深大寺城。北北東へ2kmで
牟礼砦。 東南東へ4kmで
烏山城。