2017年9月17日日曜日

田中城門がある旭伝院 と田中城 下屋敷(ぎょくでんいん、たなかじょう しもやしき:静岡)

◆旭伝寺 山門(田中城移築門)

城址を隈無く廻るため、東海道本線西焼津」駅から5分の自転車屋さんでレンタサイクルを借りました。
マズはお店前の県道224号田中城に向かって走り瀬戸川を渡って写真のところを右折し300m旭伝院です。
旭伝院

山門には田中城城門移築されいます。
因みに、不浄門だそうです。
門の意匠

風化で所々くたびれておりますが腐った柱を継ぎ直した形跡もなくしっかりと建っています。
どこまでがオリジナルでしょうか?


旭伝院 地図
JR 東海道線「西焼津」駅下車、北北西に徒歩12分、1.4km
駐車場:短時間なら可能
トイレ :なし


◆田中城下屋敷
静岡県藤枝市田中3-14-1
新宿木戸跡

旭伝院から県道224号線に戻り、直みます。
六軒川(外堀)の新宿木戸に向かわず、手前を右方に侵入すると100m程で下屋敷公園正面に出ます。
史跡田中城下屋敷 正面

この辺りは現在 住宅街です。
かつて外堀である六軒川のさらに外側に張出した出丸の様な構造になっていました。
本丸櫓2F展示

明治になると高橋泥舟田中城に入ります、
配下の村山家は泥舟4男養子にしていた関係もあり本丸櫓村山家に払下げられ、現在は下屋敷公園に移築されています。
1Fには田中城模型があります。
本丸櫓階段から城内方向

六軒川河川改修を受け直線的な流れに変わっているようなので、馬場の位置は少し先の方だったようです。
大溝

大溝」となっていますが六軒川とつながった流れだったようで庭園泉水引き込みとして機能していたようです。
土塁

公園管理の方に尋ねたところ土塁ナドは発掘に基づいて復元さていると仰っていました。
駐車場側の入口

云わば勝手口。
駐車スペースは広さも充分で安心して止められます。
他に駐車場は無いようなので丸い田中城をグルッと廻るならココからがベストです。
厩・中間部屋

一つの建物中間部屋が仕切られています。
下屋敷内には、この他に家老宅の茶室ナドが移築されています。 入場無料!


田中城下屋敷 地図
レンタサイクル店 地図
JR 東海道本線西焼津」駅下車、北北西に徒歩20分、1.6km
駐車場:あり (下屋敷東側に隣接、無料)
トイレ :あり

2017年9月12日火曜日

駿府城 の天守台発掘中!(すんぷじょう てんしゅだい:静岡)

静岡県静岡市葵区駿府城公園1
発掘現場の前に坤櫓を内側から

先週、電車に揺られ駿府城田中城に行って参りました。
坤櫓前から富士山と発掘現場

本丸の上には今川義元徳川家康の頃と変わらぬ富士山が見えます。
見学ゾーン&発掘情報館「きゃっしる」の塀

まずはから観察。
「きゃっしる」の見学ゾーン

崩されているとはいえよく残っていますね。石垣の高さは水面から19mで、いまの地表面からでも10m近くの高さがあったようです。
水路遺構か?

この溝は庭園ナドの導水であろうか?
今後の成果発表がたのしみ!
石垣防護ネットで守られる石垣

長丁場発掘のため防護して割れナドによる崩落を防ぐそうです。
石垣防護措置の案内

いろいろな案内版が親切に設置されています。
発掘情報館「きゃっしる」の展示

江戸城天守台より大きい駿府城天守台発掘H28年度~31年度と大がかりな発掘となっています。
金箔瓦!

時間内であれば無料で見学ができ、出土物展示VTR案内やアレコレとお話も聞けます。
天守台転用石

発掘情報館にて冊子、「駿府城まるわかり」、「駿府城跡天守台 まるごと発掘①」の2冊を求めました。
年度別発掘調査場所

区切って発掘し、最終の年今川館まで掘り下げます。

また、有料ですが発掘体験も催されています。
今年は10月で完了ですが、これから数年続く調査なので、また募集を掛けるようです。
静岡県庁別館21Fから

展望フロアは、有難いことに20:00まで開いているのでナドをまわってからでもじゅうぶん間に合います。

次は田中城をアップします。

過去Blog: 2012/5/12 駿府城


駿府城発掘現場 地図
静岡県庁別館21F展望フロア 地図
JR 東海道線、新幹線静岡」駅下車、北北西14分 1.1km
静鉄 清水線「新静岡」駅下車、北西へ13分

2017年9月9日土曜日

安曇野から 松本城 発掘現場へ!(まつもとじょう:長野)

長野県松本市大手町2~3丁目
JR 松本駅の天守模型

安曇野ワサビ田ナドを一回りしたあと電車利用で松本城に寄りました。
南外堀復元予定地(西から東方向)

ココに復元し水が湛えられる予定。
ところで、撮影者の背後も埋められていた西外堀だが、完成した暁には一繋がりの堀に戻るのであろうか?
二の丸の南外堀土塁発掘現場

発掘作業は9月末(2017)完了!
その成果を基に土塁が盛られていくのでしょうね~
同じく土塁発掘作業中

このトレンチ(溝)が 土塁幅なのであろうか?
復元予定の南外堀を東から西方向

外堀跡にあった建物の移転が進み空地が目立ちます。
三の丸の武家屋敷発掘現場

JR北松本」駅東口を出て、一本道でココに至ります。「二の丸信号近く。
三の丸発掘現場の掲示板から

白文字で入れた西外堀周辺が復元のための発掘対象となっています。
朱色で入れたところが三の丸 発掘現場


過去Blog!
2015/8/23 松本城 惣堀と城下
2015/8/28 松本城 内堀内
2015/8/30 松本市立博物館&城下町湧水群廻り
2015/9/ 3 街の妖しい松本城は静翰堂書店!

※2017/9/23(土)外堀発掘現場で現地説明会が行われます。10:30-12:00 雨天中止


二の丸、外堀土塁発掘現場 地図
三の丸、武家屋敷発掘現場 地図
JR 篠ノ井線、大糸線「松本」駅下車、北北東へ12分 900m
JR 篠ノ井線、大糸線「北松本」駅下車、東へ8分 600m
駐車場:あり
トイレ:随所にあり

※訂正:「南松本」→「北松本」

2017年9月7日木曜日

安曇野の 穂高氏館 (ほたかしやかた:長野)

長野県安曇野市6599、6601周辺
穂高氏館に近づく

穂高神社南角から西へ70mの大糸線踏切を越え最初の角を左折し、その先になります。

穂高氏は古代 安曇族末裔穂高神社神官でした。
館はこの辺り?

「でした」と書いたのは、
後に穂高氏の家勢が落ち、戦国時代には仁科氏が穂高神社神官を務めていたようです。
住宅街と田圃がある

前回同様に確たる情報を持たず訪れたのですが、
◎正確なポイントが打ってあるかは分からないがGoogleMap館跡が載っていた。
◎写真③の建物の向こう側(南)と木立の左方奥(東)は田んぼ、この理由から跡と判断しました。

の大きさが分からないが、写真で見えている範囲館内と考えて良いのではないだろうか!?
 と、自分はおもいます。


穂高氏館 地図 
JR 大糸線「穂高」駅下車、南へ600m

2017年9月5日火曜日

安曇野の 主水城(もんどじょう:長野)

長野県安曇野市穂高3103~3108周辺
主水城

等々力城支城で、等々力氏の家臣在城していました。
主水城先端部付近

南は川が流れ、北は川と湿地(現・ワサビ田)で東の先端部は先細りの要害です。残存遺構は無いようで案内板すら見当たりません。

手元の資料が乏しいので不安ですが ほぼこの場所で合っているとおもいます。
写真のように住宅が建っているので侵入不可能!
あまりジロジロ観察もできず撮影だけでココを離れました。

距離感は等々力家住宅大王ワサビ園の中間で、ちょい北側辺りです。

過去Blog:
2017/9/1  安曇野の 等々力城
2017/9/2 安曇野の 等々力氏館 と 等々力家本陣

主水城 地図
JR 大糸線「穂高」駅下車、東へ徒歩21分 1.9km
駐輪場:なし
トイレ:なし

2017年9月2日土曜日

安曇野の 等々力氏館 と 等々力家本陣(とどりきしやかた、とどりきけほんじん:長野)

◆等々力氏館
等々力氏館跡はこの辺り

安曇野で2城目、自転車漕いで600m!
東京世田谷等々力城(とどろき)がありますがコチラは「とどりき」になります。
農道を入る

奥への道は、農家の庭先のような雰囲気になってしまうので木立のところまでは進みませんでした。



等々力氏館 地図 1枚目の写真のところ
JR 大糸線「穂高」駅下車、1.3km 徒歩15分
駐車場:なし
トイレ :なし

◆等々力家
等々力家 長屋門

先の等々力氏館から200mほど
等々力家も元は等々力氏館の一部と考えてもよいのでは? と思うくらい近くです。
長屋門前の案内板

松本藩殿様が狩りをする際の休憩所とされたので本陣と呼ばれるそうです。
中に入ると書院ナドの建物や桃山様式の庭園がみられます。
等々力氏:
出自は古く、室町時代には仁科氏の被官であり、武田信玄五男 盛信仁科家名跡を継ぐとその傘下に入る。
大坂の陣では小笠原氏に従い出陣
江戸時代は代々庄屋となって今に続きます。

等々力本陣 地図

JR 大糸線「穂高」駅下車、東へ徒歩1.2km 15分
駐車場:あり
トイレ :あり

2017年9月1日金曜日

安曇野の 等々力城 (とどりきじょう:長野)

長野県安曇野市穂高2679-5付近
等々力城

㋇初旬に穂高駅前レンタサイクルを借り、700m程の等々力城にやって来ました。
最先端部にがあります。
等々力城内

写真を7枚ほど接いだので、かなりデフォルメされています。

城址は、舌状台地先端に位置し、城主等々力氏。
かつての周囲は湿地で、周辺にはワサビ田が点在してことから分かるように湧水豊富な要害地形であったようです。

気が付かなかっただけなのかもしれませんが、台地先端隔絶する堀は見受けられませんでした。

等々力城 地図
JR 大糸線「穂高」駅下車、東へ徒歩13分

駐車場:なし
トイレ:なし