三浦半島城跡めぐり4城目。
後北条氏の水軍基地で、安房の里見水軍と睨み合うカタチになっていました。
港の正面を塞ぐように城ヶ島(当然、島にも砦があったでしょう)がデンと構えているので良港を形成。 小田原合戦では城主の北条氏規は韮山城に籠もっており、家臣が開城しました。
現地に着いてみると、堀はほとんど埋められてしまっていますが、土塁は思っていた以上にいい感じで残っています。 いままで地図と「戦国の堅城(学研)」鳥瞰図を見比べてイマイチ様子が判然としなかったのですが。 現地に立ち、且つ案内をしていただいたお陰で、馬出し一部や軍港を扇のように囲む曲輪構成など、全体像がかなり鮮明になってきました。
現地の案内板では主郭は体育館になっていますが上述の「戦国の堅城」のとおり、図書館=主郭 と判断するのが自然なのでそのように記述しています。
体育館が二郭。三浦中学校に馬出しと曲輪。市役所が大手前の曲輪。福祉会館が敵を誘い込んで殲滅するような戦闘的な小郭。主郭の東に伝笹郭。 さらに堀を隔て城外に存在する光念寺、本瑞寺、三浦小学校にそれぞれが方形に近い土塁で囲まれ別郭になっており、お話では戦闘設備とゆうより政庁(役所)ではないかと仰っておりました。
本瑞寺に、古くは源頼朝公の桜の御所が営まれ港への眺望もよくききます。
昼食はもちろんの三崎港周辺の食堂へ、水揚げ量日本一のマグロ、美味しかった♪
お腹が温まったので新井城へ向かいます。
三崎城 地図
京浜急行「三崎口」駅下車、バス利用
駐車場:なし
トイレ :市役所や図書館など
近くには、北には桃の御所跡に向井氏陣屋。 北北西に新井城。 北に和田館、芦名城。北東に怒田城、浦賀城。
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