下鴨城 と瀬見の小川復元(しもかもじょう、せみのおがわ：京都)

京都市左京区下鴨泉川町

瀬見の小川を再現した流れと下鴨社参道

賀茂川と高野川に挟まれたいわゆる鴨川デルタの内にある下鴨城（河合城）です。　城域は糺の森の南部にあたる河合神社とその南外側と云われている。

鴨川と高野川の合流点は当時と現在とであまり変わっていないようです。糺の森の中には瀬見の小川を含む小川が幾筋も流れていたので防御力はありそうです。

下鴨城（瀬見の小川復元）案内板

永禄年間に攻め寄せた三好・松永方に対し下鴨城を守備する六角方が勝ったとされています。

文献には「鴨川の出口に城を立つる事（室町殿日記の巻10）」、「十条坊、磯谷等鴨川の頭に一城を築きたてこもり（陰徳太平記、巻三九）」。これらから鴨川、高野川合流点に近い河合神社周辺に築かれたと思われています。

案内板

発掘では平安時代～江戸時代の水路の跡、井戸、土器ナドが出土している。城に関する出土物は無いが、瀬見の小川を復元したと書かれています。

過去BlogLink：2017/2/22　左京区の 宮内少輔城

下鴨城復元堀 MAP

京阪本線、叡山電鉄「出町柳」駅下車、北へ徒歩7分

駐車場：下鴨神社or近隣の駐車場へ

トイレ：なし

近くには、東に中尾城、大山出城。東北東に北白川城、北東に宮内少輔城がある。