紅葉の通天橋で有名な東福寺ですが、重森三鈴作庭の方丈庭園を観賞がてら六波羅門他を見てきました。
六波羅に存在した平氏邸宅跡に鎌倉幕府が六波羅探題を設置、そこから東福寺に移築されたものです。
この門には足利尊氏が探題を攻めた際の矢傷が残ります。
●勅使門(重文)
1594年(天正18)に賜った門
六波羅の平重盛邸(小松殿)の門との噂もあるが、どうでしょう??
●月下門
亀山天皇から下賜。御所から1268年(文永5)に移築。
六波羅門と並び寺内で最古の部類の建築。 写真なし
●東司 (重文。室町時代)
お坊さんが使った現存最古のトイレ(雪隠)だそうです。
格子から東司内部
埋められた甕が埋められたような穴が便器!
作務や座禅ナドの合間に短時間で1列に並んで用を足すのでしょうね!?
東司から六波羅門
京都の街中から来ると北から入ることになりますが、この六波羅門が南面の正規参拝ルートです。
少し離れたところに重文の浴室も残ります。
その他、
建仁寺 勅使門は六波羅探題の北門、或いは平重盛邸の門とゆう伝承あり。
平安、鎌倉時代の六波羅邸と六波羅探題の遺構とすると俄然興味がわいてきました!
平氏の邸宅の残りがそのまま六波羅探題になり、そこから東福寺、建仁寺に移築されたと考えるのはやっぱり短絡的ですかね~?!
六波羅門 地図
JR奈良線・京福本線「東福寺」駅下車、南東へ徒歩10分
市バス「東福寺」バス停下車、南へ徒歩10分
駐車場:あり 北門駐車場、東司前も駐車で来るようです(未確認)
トイレ:あり
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