東京都千代田区永田町と紀尾井町
以前に虎ノ門付近の石垣ナドをアップしたので、そこから続く、溜池->赤坂御門(赤坂見附)ー>弁慶濠ー>喰違門ー>真田濠までいきます。
○溜池( 埋められ池は消滅 )
文科省の辺りから赤坂御門の間の濠で、一部が瘤のように大池となっていたところ。
昔、わたしが溜池にあるレストランでバイトをしていたとき、都市型集中豪雨にみまわれ、お店の前を通る外堀通りに周囲から雨水が流れ込み、みるみる溢れ、ついには池となってしまい、お店の床上数cmまで浸水して休業になってしまったことがあり、そこが溜池であったコトを思い知らされました。
●赤坂門(赤坂見附)
ココ一部ですが立派な石垣が残っております。
国道246号が真横を通り、弁慶壕に面している石垣の下には首都高速のトンネルが口を開けています。
なので、これらの工事で、よく破壊されなかったものだと感心してしまいます。
ココは、首都高速4号線を新宿から上ってくると、トンネル直前の頭上に石垣が眺められます。
○弁慶濠 南の赤坂御門から喰違門までの間にある濠。
貸しボート屋さんがありボートから釣りをしている人も見掛けます。
ココも首都高速4号新宿線が濠に沿っているので走行中にチラリと眺められますが、運転手さんよそ見しないでくださいね。
●喰違門 (喰違見附とも)
外堀通りの「紀之国坂」交差点を曲がるとそこが喰違土橋で、その土橋を渡った先で入路を曲げているので、喰違門の名の由来となっており、その土塁も残っています。
台地上の高い位置にあるため、徳川氏が防御のため築城初期に構築したので枡形を持たず、長い土塁を曲げて築いた古い形態であるようです。
ここで妄想、 箱根の山中城ナドの後北条の城によくみられる、土橋を渡り、門を通過してから長く曲げた土塁で進路を制限する虎口に似ているような・・・ <-しつこいようですが妄想です!
埋められ上智大学の真田堀グランドと東京メトロ(地下鉄)丸の内線「四ツ谷駅」となっており、もちろんJR中央線と総武線も濠の中です。
○真田濠
JR「四ツ谷」駅前には四ッ谷見附石垣がありますが、またの機会に!
*水色に着色したところの水面はもう少し低いかとおもわれます。
*注 通常、城郭は外堀ですが、江戸城の場合では外濠とされます。
江戸城外堀に関する過去blog
江戸城 外堀石垣 虎ノ門付近
赤坂御門(赤坂見附) 地図
東京メトロ半蔵門線、南北線、有楽町線「永田町」下車、9A出口すぐのところ
喰違門 (喰違見附)地図
JR中央線、総武線、東京メトロ 丸の内線「四ッ谷」駅下車、南南東へ
東京メトロ 半蔵門線、南北線、有楽町線「永田町」駅下車、9Aから北西へ
近くには(赤坂御門中心として)、北に大久保利通遭難の地、四ッ谷見附石垣。南の文科省周辺には虎ノ門石垣群。
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