2023年1月30日月曜日

五島美術館で 茶道具取合せ展 2023年版(ごとうびじゅつかん:東京)

東京都世田谷区上野毛3-9-15
出品リスト表

先日、五島美術館で開催中の 「館蔵 茶道具取合せ展 」(2022/12/19〜2023/2/12)に行って来ました。

茶釜楽焼織部焼ナドの展示の見どころは多いですが、
戦国ファンとしては、「豊臣秀吉消息 おちゃちゃ宛」をはじめ千利休古田織部小堀遠州安国寺恵瓊蒲生氏郷安国寺恵瓊片桐石州斎松平不昧 他、の縁のある茶道具が出品されているので興味がある方は是非!
出品リスト裏

展示は2020年にあげたBlog茶道具の取合せ展と同じような構成で、今回は消息文ナド手紙をユックリ拝見してきました。 崩し字は少々読めるようになりましたがまだまだ難しいです!!


東急電鉄 大井町線「上野毛」駅下車、西北西に徒歩5分
駐車場:あり(無料)
トイレ:あり

2023年1月23日月曜日

猪苗代城 或いは 亀ヶ城(いなわしろじょう:福島)

福岡県摩耶郡猪苗代町字古城町132-7
大手駐車場の案内板

猪苗代城は、会津黒川(若松)の蘆名氏の一族である猪苗代氏のです。
会津若松猪苗代湖には幾度か来ていますが猪苗代城は初めてになります。
案内図

亀ケ城の別名から分かるように亀のようにが広がっており、現地に在るどの猪苗代城ではなく亀ヶ城となっています。
磐梯山方面からの火山灰溶岩流ナドを巧みに利用した縄張で、北側鶴峰城(555m)があります、猪苗代城(551m)の一部に取込まれていたようです。
 
*各郭名がよく分からないので便宜的にⅠ郭Ⅱ郭
••• とつけました。
枡形跡

枡形冠木門があり石垣には多聞櫓がのっていた。
鐘撞堂と井戸

上の写真の枡形から石垣の間を進むとすぐに井戸が見えてきます。
登ってきた大手道を振り返る

両側に石垣があるので当時の大手道と思っても良いかと思います。階段は改修かもしれないですが、、
Ⅰ郭櫓門跡の下からⅡ郭虎口

古絵図で、Ⅱ郭虎口は屋根無しで簡単に描かれているので冠木門かもしれません。
Ⅱ郭

Ⅱ郭は周囲に土塁野口英世像が建っています。
Ⅱ郭からⅠ郭

現在崩れていますが古絵図にこの部分に石垣が描かれています。

Ⅰ郭からⅡ郭虎口

大手道を登ってきて階段写真右へ登るとⅡ郭虎口左へ行くとⅠ郭の櫓門跡
Ⅰ郭から北方面

写真右寄りの猪苗代小学校野口英世の出身校案内板には英世がこので遊んだであろうコトが書かれていました。
Ⅰ郭から堀と細尾根

痩尾根は手前のの掘り残しであろうかと思います。
鶴峯城土塁状痩尾根の向こうのにあり、猪苗代城縄張に取込まれていたようです。
Ⅲ郭

Ⅲ郭から猪苗代湖が見えました。
Ⅲ郭側からⅡ郭虎口とⅠ郭

Ⅰ郭石垣の辺りににかつてがあり、石垣上にはそのを睨むが建っていました。
旧山内家住宅前から

間の堀の状態がよくわかる。
図書歴史情報館駐車場の西側の堀と思われる辺り

蘆名vs伊達摺上原の戦いの頃には猪苗代氏は伊達政宗に従い合戦に負けた蘆名氏は滅びます。
会津を手にした政宗ですが一年余で豊臣秀吉傘下となりこの地を失う→会津黒川(若松)蒲生氏郷が入り猪苗代城には家臣を入れた→上杉景勝城代が置かれる→蒲生秀行城代が置かれる→加藤嘉明堀主水を入れる→保科正之城代を置く。

今回は時間の都合で寄れなかったですが摺上原古戦場猪苗代城から西へ直線4kmほど。
図書歴史情報館脇から城

図書館裏の斜面はⅥ郭
図書館はかつてのであったか?
保科正之展のチラシ

この時ちょうど 猪苗代町図書歴史情報館で「没後350年記念 保科正之展」をやっていました。(2022/10/25~11/27)
写真、パネル等60点ほどの規模でした。

から北へ2.2km走ると土津神社があります、その奥の院保科正之公墓所奥の院の近くの駐車場が便利。
戊辰戦争で被弾した城の鐘

城内にあった時の鐘
戊辰戦争の折りに会津若松に向かう官軍に向けて発砲して空いたもののようです。





猪苗代城 MAP(大手側駐車場、案内板)
JR 磐越線「猪苗代」駅下車、北へ徒歩21分
駐車場:あり
トイレ:あり

近くには、北隣に鶴峯城。西に摺上原古戦場跡。東南東に八手山城。北北東に音高城