東京都町田市下小山田332(大泉寺)
大泉寺参道
今回は、桓武平氏の秩父氏の一族小山田氏が領した武蔵国 小山田の庄にある小山田城です。
補陀山 大泉寺の背後の山が小山田城で大泉寺も城の一部と思われます。
惣門大泉寺へのお参りはできますが山上の城址部分は入山禁止となっており遺構はほとんど確認できません!
仁王門こちらは楼門です。
左方を見ると起伏もあり、その様相は庭園跡とも城郭の名残りともとれます。
境内
ココから上がメインの遺構ですがむやみに立入れないので下から眺めて我慢!
小山田城址碑
碑文は「小山田興清著 松屋棟梁集より」となっています。
「武さしの国の多摩のこおりの小山田の里に小山田氏がすみて下小山田村に補陀山大山寺といふ曹洞宗の寺ありそこは小山田太郎といえるが城蹟也と里人がかたりつぎしはさりけるにや山塁の林●(禁か?)に壕などめぐらせてあと●●におもかげをのこせり」
小山田高家公顕彰碑
小山田高家は新田義貞軍に加わり鎌倉へ攻め込み活躍しますが後に湊川の戦いで討死したそうです。
武田の二十四将の小山田氏はこの一族です。この上は郭か?
センターの窪みは道のようにも堀のようにも見えます。
郭段か?
本堂の裏手を見上れば郭跡とおもわれる段が見えます(ココも墓地)。
そして階段を上がると、
宝篋印塔
上に登ると顕彰碑の碑文に刻まれていた小山田有重、行重、高家のモノらしき3基の宝筐院塔があます。
入山禁止看板!
このような立札が何ヶ所か立っているようです。
お寺が管理しているため城址としての残存度は良いようです。中へ入れば堀跡、虎口跡ナドの石柱が建っているようですが立入れないのが残念でした。
戦国時代まで機能していたのなら八王子城、滝山城、津久井城、小沢城、沢山城、他諸城と連携していたかと思います。
小田急電鉄 多摩線「唐木田」駅下車、南へ徒歩35分
駐車場:あり(参拝者用)
トイレ:あり(参拝者用)
近くには、東に小野路城。南西に矢部城。西に小山城。南に淵辺伊賀館。北西に松木屋敷、松木屋敷、小田屋敷、大石信濃館、柚木城がある。
0 件のコメント:
コメントを投稿