小田原駅東口から現場
本日の所沢市の滝の城の発掘発表会でしたが雪の影響で中止! 運良く小田原・日向屋敷の発掘現場解放が同日の開催されたので来てみました。(2018/2/3)
小田原城下・日向屋敷跡第Ⅰ地点資料
来る度にフェンスの中をチラ見していましたが、今回はじめて中に入りました。江戸時代の発掘は終わり、さらに掘り下げ後北条の戦国時代の遺構を見ることができます。
発掘現場全体
全体に水気が多く、質問すると谷地形だったかもしれないと仰ってました。
見えている赤土は城の方から土を崩し 或は堀を掘った残土でココを造成したようです。
駅寄りから
水色の塗りつぶしは堀跡? 或は?
緑の塗りつぶしは建物跡、溝に沿った石敷きのある方形空間。
大土坑の脇
景徳鎮が発見された32号井戸が見えます。手前の側溝のようなところが何かを聞いてくるのを忘れました。
図に大土杭とある部分
元の地形は、城から駅に向かって下っていたそうです。この先は線路になるので地中には遺構がそのまま残っているかも!
大溝
整然と石列があり!
大溝
点々と庭石の様相です。聞いたところ庭では無いようです!?
建物遺構
区画に沿って木が植えられています。石敷き以外の所からはあまり遺物が出ないそうです。
同じく建物遺構の奥側
溝に沿って切株があります。垣根としての立木だったのでしょうか?
ココは建物跡らしいので今後の研究を待ちたい思います。
井戸?
石組の形をみると井戸のようです。
現地案内図に着色
この辺り一帯は大久保忠隣が改易された時にその妻日向御前の隠居所があったので日向屋敷といいます。
現地の案内図2
その後、区画され幕末まで武家屋敷でした。
水注(水差し)と共に、景徳鎮が糸尻を上にして(逆さ)9枚重ね無傷で発見。井戸の地鎮祭のようなモノか?
戦国時代の陶器
陶器から胡桃ナド食料までイロイロ。
江戸時代の遺物1
鉄製は良く見ますがこの薬研はあまり見ないです。
江戸時代の遺物2
江戸時代は瀬戸、信楽、堺・明石系擂り鉢、伊万里ナド多様。
初めての日向屋敷ですが、
城から駅の方に下っていく様子を自分の目線で感じられたし、井戸を鎮める為と思われる景徳鎮、その他モロモロ
おもっていた以上に見応えがあり来て良かったです!!
日向屋敷 発掘現場 地図
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