2017年11月22日水曜日

坂東の大学 足利学校(あしかががっこう:栃木)

栃木県足利市昌平町2338
足利学校石碑

足利學校(日本遺産)に来ました!
宣教師フランシスコ・ザビエルに「坂東の大学」と云わしめ、のちにルイス・フロイスも「坂東随一の大学」とヨーロッパにも伝えられて学校です。
入徳門

足利駅から県道67号線を歩いてくると、足利学校碑孔子像に出迎えられ、そこからを入ってくると、この入徳門です。
管理事務所脇の展示コーナー

西側入徳門孔子廟までは遺構で、
東半分(右側)はかつて小学校敷地で、方丈庭園土塁ナドは復元でしす。
字降松(かなふりまつ)

学生読めない字があるとき、に紙を結び付けておくと、仮名・注釈を書入れてくれる仕組みになっていました。
庫裡

建物内への入口はコチラ。中には展示物がある。
宥座の器

空で傾き、水を沢山入れるとひっくり返る。ほどほどが良いとゆう中庸の教えを具現化したもの。
左手はカメラ、右手に柄杓を同時操作でこぼれる瞬間を狙って! いわば教えにさからっているところ!
南庭園

ココは小学校校庭だったようです。
方丈から孔子廟と北庭園

方丈縁側から
東側の国道293号線から堀と土塁

コチラ、東側半分は復元です。
同じく国道から足利学校の北東角

この位置だと鑁阿寺も近い!
裏門

いまは閉めきりの裏門、当時の学生達が使用したそうです。

古印最中

道を隔てた太平記歴史館売店に、
足利学校」「野之國学」「金剛山」「鑁阿寺」の印判を型どった最中があり、その中に後北条氏の「虎の印判(禄壽応穏)」が有ったので思わず買い求めてしまいました。
足利で禄壽応穏とは?

足利学校蔵書書物国宝 文選(もんぜん)」があります。
これは、後北条氏が庠主(校長)に贈った書物で、21巻すべてに北条氏政署名虎の印判が押されております。 *念の為、わたくし後北条贔屓です!

それと、足利学校で「論語」を購入しました。知っているようで知らない論語を勉強してみます!!

香運堂本店H・P 古印最中、古印煎餅

足利学校 MAP (入場口)
太平記館駐車場 (無料)
たかうじ君広場駐車場(無料)
JR 両毛線「足利」駅下車、北西へ徒歩7分
東武 伊勢崎線「足利市」駅下車、東北東へ徒歩14分
駐車場:あり 
トイレ :あり

2017年11月19日日曜日

足利氏館と その跡地に建てられた鑁阿寺(あしかがしやかた、ばんなじ:栃木)

栃木県足利市家富町2220
■足利氏館
足利氏館跡

すこし前の訪問になります、足利氏館跡(鑁阿寺)の紹介です。
太鼓橋から

右手に足利学校が見えますが学校南側にあるので近くて遠いですね。
山門脇、館の案内板

案内板は「足利氏宅跡(平安時代)」となっております。
東角の辺りから太鼓橋

完全な矩形ではないですが教科書で見るような方形館です。
土塁内側

周囲にめぐる土塁館跡であることを感じさせてくれます。
ただ、土塁存在当時からそのままなのか? 気になるところです。

■鑁阿寺(ばんなじ)
案内板

建久7年(1196)に居館内持仏堂を建てたのが初め、後に鑁阿寺としました。


本堂(国宝)

本堂尊氏の父貞氏再建したもの。

山門部分(楼門)

この山門永禄7年(1564)に13代将軍 足利義輝再建
木組みがズレてますが、この柔軟さで耐震性抜群ですね!
東門

創建当初から在り、修理はされているが鎌倉時代武家造りの特徴が出ている四脚門
西門、経堂

西門は、東門と同様に寺の創建当初から在るそうです。
経堂建久7年(1196)に建てられています。
多宝塔

多宝塔元禄時代再建

鐘楼

鐘楼再建年代不明であるが鎌倉時代様式だそうです。

鑁阿とは何だろう? と気になったので意味を調べてみると、
 「(バン)」=金剛界大日如来
 「(ア)」=怠蔵界大日如来

怠蔵界の大日如来像内に足利家持仏金剛界の大日如来像を納めたもので、大日如来x2で鑁阿とされたようです。
足利尊氏公像と案内板

山門手前50m参道脇にあり
美味しい水も汲めます!


足利氏館 MAP(鑁阿寺)
たかうじ君広場駐車場 MAP
太平記館駐車場 MAP
JR 両毛線「足利」駅下車、北西へ徒歩10分
東武 伊勢崎線足利市」駅下車、北北東へ徒歩13分
駐車場:たかうじ君広場駐車場or太平記館駐車場(無料)
トイレ :あり

2017年11月3日金曜日

石神井城 ② 内郭解放11/5迄!(しゃくじいじょう:東京)

東京都練馬区石神井台1-18
普段はフェンスで閉ざされていて中へは入れない石神井城内郭が今だけ東京都文化財ウィーク一般解放されています!

まずは氷川神社にお参りしてから入口へ!
入口付近フェンスの案内

いつもは指を銜えて眺めているところ、初めて中へ入りました。
フェンスから堀底へ

ココはまだ見慣れた光景です。
内郭のパネル展示

土塁を越えると中は内郭です。
石神井城内郭

思っていたより広々とした空間でした。
内郭の北側

フェンスがあるので下方の三宝寺池を覗き込めません。
攻め手は登攀不可能かとおもいます。
パネルから案内図

右上方の着色部分が解放場所内郭です。
東京都文化財ウィーク ポスター

4日(土)はガイド「石神井公園内史跡めぐり
5日(日)は講演会「石神井城址の発掘調査の歴史

どちらも予約無しですが定員あり!





解放は2017/11/5(日)まで、9:30〜16:30
内郭へ入れるチャンスです!

過去Blog:2010/6/8 石神井城

石神井城 地図 フェンス入口のところ
西武 池袋線「石神井公園」駅下車、南西へ徒歩17分