江川邸前駐車場に駐車して写真②の案内板から三の丸・権現曲輪・二の丸・本丸・塩蔵と廻ります。
北条早雲（伊勢宗瑞）は伊豆討入りで堀越公方を滅ぼすと、この韮山城を本城とします。
のちに早雲が小田原城を獲得し、二代 氏綱が小田原へ移っても 早雲は韮山城を離れませんでした。
城池の堤の辺りの案内板から三の丸へ上ります。
三の丸と権現曲輪から攻撃されます。
前述したとおり背後からの攻撃に晒されています。
現在の三の丸はテニスコート6面ほどととれる広さが有ります。
館からのルート
直下には館、その先（グランド上）には二条の堀切りがありました。
土塁上に熊野神社が建っています。曲輪名からすると熊野権現となのでしょう。
先ほどの三の丸虎口と同じように城池に向かってクランクに降りていきます。
崩れたのでしょうか？ 内部は若干のスロープに、
本丸-二ノ丸間に堀底道があり、左へ降りると城池方面へ、右へ下ると館跡方面。
堀の左手の竪堀のような所は絵図に九十九折れの道が書かれています。
本丸は城池の方向（外側）だけ土塁が築かれています。
塩蔵跡まで延長で土塁があり、その下段は細長く帯曲輪のようになっています。
ココは周囲を土塁が回るので、徳川時代になってからの硝煙蔵のように個人的には思えます。
歴史趣味から遠ざかっていた時期に伊豆下田や修善寺温泉へバイクツーリングに出たときに何度となく通った韮山ですがユックリみたのは今回初めてです。
総構え（外郭）を持ち天ヶ岳砦、土手和田砦、江川砦、 和田島砦ナドの出城を有する大きな城ですが今回は時間の都合で主要部のみのとなりました。
天正18年（1590）の小田原合戦では北条氏規が守将でしたが、4万からの大軍に囲まれては風前のともし火・・・ 小田原に先がけて開城。 合戦後は徳川家の家臣 内藤信成が入城しました。
その後内藤信成はすぐに転封となり、韮山は廃城となったようですが。 入城時に多少なりとも改変されたと思いますが、この時にどの程度改変されているか？調べてみたいところです。
0 件のコメント:
コメントを投稿