2013年4月11日木曜日

江戸城外濠、四谷見附-小石川門(よつやみつけ-こいしかわもん)

東京都千代田区
前回の続きうから四ツ谷見附-市ヶ谷濠-市ヶ谷見附-牛込濠-牛込門-小石川門 まで続けます。

過去Blogの1回目は虎ノ門、溜池まで。2回目は赤坂御門(赤坂見附)から真田濠と右回りで廻ってきました。
溜池から真田濠にかけて登り、真田濠は台地上、今回の3回目は四ツ谷見附から牛込門方向に下りになります。

●四ツ谷見附
 
 
現在の甲州街道(R20)の橋のところではなく、「四ツ谷」駅 北東側の橋のところに門の石垣の一部がのこされております。
(雪の2枚目は2013年2月末)


●市ヶ谷濠
 

現在の水域はグランドから東側(下方)のところで終わっています。
四ツ谷から市ヶ谷に向かって下っているので、どのように高低差を収めて濠があったのでしょう??


○江戸歴史散歩コーナー
 
地下鉄「市ヶ谷」駅構内の16番と17番出口の中間にある。雉橋あたりの石垣が移動復元されており、
バネル展示ナドで江戸城が解説されている。


●市ヶ谷見附
遺構のほとんどは消滅してしまいました。僅かに、市ヶ谷見附橋台石の案内板近くには早咲きのサクラの木もあります。
土橋下には古くから釣り堀があり、市ヶ谷駅からも釣り人の姿が見掛けられます。





◎新見附橋
ココは江戸城遺構ではありません!
明治になってからの新しい橋です。
このため牛込濠(市ヶ谷見附~牛込見附)は2つに分断されています。






●牛込濠
 


現在、牛込濠は明治時代に新設された「新見附」で二つに分断されているので、それぞれ2つの濠のようにみえますが、市ヶ谷見附から牛込見附までが牛込濠です。

 

また、牛込見附(飯田橋)寄りに1918年操業のボート乗場「東京水上倶楽部」から続いているイタリアンレストラン「CanalCafe」があり夕刻にいくと風情があっていいですよ! もちろんボートにも乗れます。


●牛込見附
飯田橋駅の西口前が牛込見附跡で、改札を出ると櫓門がのっていたであろう石垣のが見えます。
この見附から西へ向かい光照寺のあるところが牛込城址です。
*追加BlogLink:2021/9/11 飯田橋駅、「史跡眺望テラス」

●飯田濠
 
飯田橋駅前も立派な濠でしたがわたしが、わたしが子供の頃に濠の埋立てがはじまり、
今では飯田橋セントラルプラザ(ビル)が建ち、流れは暗渠となりました。
JR飯田橋駅北で神田川が合流してきます。


●小石川門
いまは何も残っておらず、同じ場所に小石川橋がかかっているそうです。
小石川門を出ると水戸徳川家の下屋敷があり庭園は儒学思想から後楽園と名付けられました。東京ドームや後楽園遊園地ナドもこの敷地内にあります。


これまで外堀を3度廻ってきました、どれも十分に歩ける距離ですから、サクラ(今年は終わっていまいましたが・・・)の季節ナド狙って まわるのもいいかもしれません。

過去Blog
2010/12/31 江戸城 外堀石垣 虎ノ門付近
2012/10/1 江戸城外堀。溜池、赤坂・喰違門

0 件のコメント:

コメントを投稿