高取城は標高538.9mにあり、城下の札の辻からでも比高446mあり、美濃岩村城・備中松山城と並び三大山城に数えられます。
南北朝時代に南朝方の越智邦澄が高取貝吹山に築城したのがはじまり。
大和郡山城の豊臣秀長の重臣 本多利久が城主となり大和郡山城の支城として機能しました。
関ヶ原の戦いで本多氏は東軍であったため西軍に攻められましたが留守居衆だけで天嶮の要害に頼り撃退したようです。本多氏に継嗣がないため替わって植村氏が入り明治維新まで続きしますが、幕末の天誅組の乱では城まで攻め寄せましたが1/5の兵200で撃退しました。
大和郡山城から奈良つながりで高取城、前回と同時期(数年前)の写真になります。
時間がないので大手から徒歩ではなく、クルマにて壺坂寺脇を通り壺阪口門跡か入りました。
侍屋敷の石垣をみながら上っていくと埋もれかけていた石垣もだんだんと高くなっていきます。 特に中心部の石垣は圧巻です! よくもまぁ、こんな高所に石垣を組んだものだな~
と、 関心し、写真を撮りつつ、大手を降りていくと、、
高取城に来る目的の一つであった猿石君がおどけた顔で待っていてくれました! ココに置かれている経緯はわかりませんが石垣に組込まれなくてよかったよな~ とシミジミ
その後まわった国見櫓跡からの眺望は格別でした、夜景も素晴らしいようですが下山時はかなり危ないでしょうね。 まぁ、機会があればトライしてみたいとおもっています。
個人的には、国見櫓から「大坂の一大事」を監視でき、
事あらば吉野から東へ安全に抜けることができる(壬申の乱で大海皇子が吉野から美濃へ逃れ挙兵を遂げたコース)要衝であるのではと感じています。
城下に長屋門ナドが残っています。また秋に高取城祭りも行われます。
高取町観光協会
高取城CG再現プロジェクト(奈良産業大学、鳥瞰CGがみられます)
高取城 MAP電車 :近鉄 吉野線「壺阪山」駅下車。 徒歩で城下経由で1時間30分か?。 或いは バス利用で「壺阪寺前」下車 徒歩50分。
駐車場:町中の駐車場へ入れ徒歩。 壺阪寺のPから徒歩(お参りしてから登城しては?)。 本丸近くの七ツ井戸下に数台駐車できるらしい*要確認トイレ :
近くには、北に大和郡山城、筒井城、多聞山城。 北西には信貴山城。
*日本100名城スタンプは城下の夢創舘に設置 (月曜は休舘日のため、予めスタンプした紙を館前に配置)